第25話 今さら聞けない裏起毛とは何ですか?

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前回の続き

女に飢えていた35歳童貞のオヤジは、初の彼女を作るべく、大学時代の同級生カズマサを誘い銀座にある出会い居酒屋の相乗屋に向かった。

向かっている途中、突然、オヤジはチノパンツの意味が気になり発狂しかけそうになったまさにその時ファッション戦士アパレルに助けられた。

そして、今、二人は、出会い居酒屋の相乗屋の入り口の前にいた。

「おし、じゃーいきますか!」

オヤジのプロフィールアイコン「カズく~ん、なんだか、緊張してきちゃって、お腹痛くなってきちゃったよ。」

 

「え!冗談だろ。なにを今更ここまで来て言っているんだよ。ほらいくぞ。」

カズマサがそう言うな否や二人は地下にある相乗屋に向かって、ゆっくりと階段を降りていった。

降りている途中で、急に思い出したように、カズマサが、

「あ、そういえば、アプリダウンロードした?」

オヤジのプロフィールアイコン「アプリ?なんのこと?知らないよ。」

 

「え、知らないのかよ。ちゃんと調べておけよ。このお店、スマホのアプリも配信していて、初回だけ割引になるんだぜ。オマエもダウンロードしておけよ。」

オヤジのプロフィールアイコン「うん、わかった。」

 

といいつつ、オヤジはすぐにアプリのダウンロードを行いインストールをした。

階段を降りきると、そこそこのイケメンの男性店員さんが、

「いらっしゃいませ~。」

と元気な接客をしてきた。

二人はそんな声を無視しつつ、辺り店内を見渡した。

どうやら、一般的な居酒屋の個室のように各テーブルに敷居が設けられており、男女が楽しそうに会話しているのが聞こえてきた。

「お客様、当店のご利用は初めてでしょうか?」

とすかさず、店員が尋ねてきた。

「はい!初めてです。」

ここは冷静にカズマサが答える。

「当店のご利用が初めてとのこと。ありがとうございます。まず、ご利用方法をご説明させていただきますね。」

と店員さんが説明を続けた。

「当店は、あちら側にある食べ物や飲み物は食べ放題、飲み放題となっておりまして、こちらのメニューに記載されておりますお食事につきましては別途、お値段がかかりますので、ご了承ください。」

と少し離れたテーブルにおいてある食べ物や飲み物を指しながら説明をする。

「そして、当店では、最初1時間は必ずご利用いただくことを前提に以後は、30分置きに延長料金がかかる仕組みとなっておりますので、ご注意ください。」

そんな時、かわいい女性店員がオヤジとカズマサの横を通りすぎ、ふたりは目を奪われてしまった。

男性店員はそんな二人のことを気にすることなく続けた。

「また、既に女性の方がテーブルに座っていらっしゃいます。」

「もし、お話があわなかったり交代をしたくなりましたら、おトイレにありますこちらの紙に席の番号をご記入の上、スタッフにお渡しください。」

とカズマサは席の番号の紙を手渡された。

そこには、「B-1」と書かれている。

「それでは、いってらっしゃいませ。」

といわれ、オヤジとカズマサは、B-1に向かった。

そこには、女性が二人座っていた。

片方は、ロングで茶色のカラーがかかった髪の清楚系の女性。

もう片方は、ショートの黒でOL風の装いをしている女性。

なにやら会話で盛り上がって笑顔のような。

女性とこの方、話したことがないオヤジは、今にも緊張で顔面がひきつりそうなまま、カズマサが

「よし、いくぞ。」

と声をかけ、テーブルの前まで入った。

「どうも~初めまして。」

とカズマサが第一声を放つ。

「はじめまして~。」

女性側は二人揃って返事をする。

「よろしくお願いします~。」

とカズマサが言いつつ、オヤジとカズマサは座った。

「こちらこそよろしくお願いします!」

女性の一人が答える。

「僕は、カズマサと申します。こちらはオヤジ。」

と淡々と自己紹介をする。

「お二人のお名前を教えてくれませんか?」

最初にロングの女性が答えた、

「私は、トモと申します。こっちは、レイナ。」

「へー、トモさんと、レイナさんっていうんですね。素敵な名前ですね。」

「普段、お仕事は、何をされてしらっしゃるんですか?」

「私達は、同じ職場で、事務仕事をしているのよ。」

「なるほど、なるほど。」

と相槌をうっているカズマサは、テーブルに食べ物が何もない状況を察知するや否や、

「あ、食べ物がないみたいだけど、何かとってきましょうか?」

すると、レイナが、

「そうですね。ちょっと摘めるものがほしいです~。」

「了解っす!お二人は、何か苦手なものとかありますか?」

カズマサが聞き返すと、トモと、レイナは、お互い顔を見合わせて、

「特にないので大丈夫ですよ~。」

と答えた。

「お、なるほど、よかったです。」

カズマサがそう答えると、肘をオヤジをつつきながら、目で、

「おまえ、とってこいよ。」

と促す。

オヤジは、席をたって食べ物とカズマサの飲み物を取りにいった。

オヤジのプロフィールアイコン「いいなぁ~カズ君、あんなに女性と気さくに話すことができてうらやましいよ。」

 

と心の中でつぶやく。

慣れない手つきで食べ物をよそい、飲み物をついで、席に戻ると、3人が笑い声をあげながら盛り上がっている。

「そうなんだ、そうなんだー。他にオフの日には、どんなことをしているのー?」

「たまぁーに二人で海外行ったりするのが好きです~。」

「へぇ~。素敵ですね。主にどんなところにいかれるんですか?」

「近場でさくっと行ってショッピングとかしたいんでわりと韓国とかには行きますね。」

「なるほど、なるほど。確かに韓国近いもんね。食事とか辛そうなイメージがあるけど、辛いのとか平気なの?」

「私達、辛いのがすごく好きなんで、全然、困らないです。」

レイナが答える。

オヤジが、食事と飲み物を運んでくると、カズマサが、

「お、お疲れ!ありがとう。トモさん、レイナさん、どうぞ、どうぞ。」

といいつつ、食事をテーブルの真ん中まで運んだ。

「ありがとう~。」

二人は喜ぶ。

会話は海外旅行から趣味、出身地などの話になり、いつの間にか1時間が経過していた。

カズマサがスマホを取り出し、時間を確認すると、

「お、そろそろ、時間になってしまった。僕達、そろそろ帰りますね。今日は、ありがとうございました。」

「こちらこそありがとうございました。」

女性二人が笑顔で答える。

「あの~、せっかくなので、是非、LIME交換しませんか?」

「あ、是非、是非。」

「ホラ、おまえも、スマホだせよ。」

と無理やりオヤジからスマホをださせ、お互いフルフル機能を使ってIDの交換を行った。

カズマサとオヤジはその後、会計を済ませ階段を上ってお店を後にした。

「いや~、今日は楽しかったな~。」

オヤジのプロフィールアイコン「うん、確かに楽しかったね。」

 

「たまにはいいもんだな。それにしても、寒いな~。オマエのその暖かそうなスウェットって裏起毛。」

オヤジのプロフィールアイコン「カズ君、ごめん、裏起毛って何ですか?」

 

「裏起毛とはなぁ~。」

とカズマサが説明を続けようと思ったその瞬間、お店の入り口から、

アパレルのプロフィールアイコン「ちょっと待ったぁ~。」

 

と馴染みのある言葉が聞こえてきた。

「その声は、ひょっとして。」

アパレルのプロフィールアイコン「裏起毛とは…。あ、オヤジ。」

 

オヤジのプロフィールアイコン「アパレルさんじゃーないっすか!さっき仕事があるって。まさか嘘ついて、やっぱり本当は、相乗屋に。」

 

「そ、そ、そんなことはないよ。たまたまトイレを借りたかっただけだよ。」

オヤジのプロフィールアイコン「本当ですか?」

 

アパレルのプロフィールアイコン「本当だよ。それで今日は、裏起毛とは何か気になっていたのかな?」

 

オヤジのプロフィールアイコン「そうです!」

 

アパレルのプロフィールアイコン「裏起毛とはスウェットの裏地が毛羽立ってることだよ。」

 

オヤジのプロフィールアイコン「なるほど!そういうことだったんですね。納得しました。」

 

アパレルのプロフィールアイコン「わかればそれでよろしい!」

 

と言いつつ急いでその場を立ち去ったファッション戦士アパレルであった。

【今週のファッション用語まとめ】

裏起毛とは
スウェットの裏地が毛羽立ってることだよ。

【注意】
ファッション用語は学説、歴史などによる背景により、論理的かつ厳密な定義とは異なっている可能性がありますが、ここではアパレル業界で長年働いていた経験を元に独自の解説を行っております。

 

従って、日常、洋服を購入したり、着こなしたり、トークをしたりする分には、問題はないと考えておりますので、本エントリーをもとに、少しでも今後のファッションを楽しんでいただけたらと思います。

 

【解説してほしいファッション用語募集】
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今さら聞けないダッフルコートとは何ですか?
(次回配信予定日は2017年12月23日を予定しております。)

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