第3話 今さら聞けない裾と袖の違いは何ですか?

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前回までのあらすじ

スマホゲームをやっていたオヤジは、画面に表示されたアーミーブルゾンという言葉を見て、ブルゾンとは一体何のかわからず困っていた。

そこにちょうどいいタイミングでファッション戦士アパレルが登場し、ものの見事に、ブルゾンの意味をわかりやすく説明した。

ファッション戦士アパレルの非常にわかりやすい説明によってオヤジは理解し、一命をとりとめた。

そして、帰り際のアパレルに対し、「袖と裾の違いとは何ですか?どうしても納得がいかなくて。」と質問をして呼び止めてしまった。

今日はその袖と裾の違いの続きのお話である。

 

アパレルのプロフィールアイコン「袖と裾の違いをかい?」

とアパレル。

オヤジのプロフィールアイコン「そう、袖と裾の違いがなんだかわかなくて…」

オヤジは小さい声でそう言った。

アパレルのプロフィールアイコン「なるほど、袖と裾の違いか、わかった、教えてあげる!」

アパレルが答えた。

オヤジのプロフィールアイコン「やったー。」

 

オヤジが喜ぶ。

アパレルのプロフィールアイコン「袖は腕を覆う部分のことを言うんだよ。」

と続き

アパレルのプロフィールアイコン「それに対して裾は袖の末端の部分のことを言うんだよ。ほらパンツを買う時に、店員さんから裾をあげますか?って聞かれるじゃない。その裾のことだよ。」

アパレルが答えた。

オヤジのプロフィールアイコン「なるほど。非常にわかりやすい。」

 

と続くオヤジ、

オヤジのプロフィールアイコン「アパレルの言っていたことをまとめると、袖とは腕覆う部分で、一方で裾とは、袖の末端の部分のことを言うんだね。」

オヤジのプロフィールアイコン「さっきの説明だと、腕の部分の説明だったけど、足全体を覆う部分も袖っていうのかな?」

 

と質問するオヤジ。

アパレルのプロフィールアイコン「足の部分は袖とは言わないよ。」

と答えたアパレル。

オヤジのプロフィールアイコン「そうなんだー、足を覆う部分は袖とは言わないんだね。では、何ていうんだい?」

 

また質問をするオヤジ。

アパレルのプロフィールアイコン「どうしても知りたいっすか?」

切り返すアパレル。

オヤジのプロフィールアイコン「うん、どうしても、どうしても、知りたい。」

 

駄々をこねるオヤジ。

アパレルのプロフィールアイコン「本当に知りたいんだー。では、教えてあげよう。」

少し間をおいて、アパレルが次のように答えた。

アパレルのプロフィールアイコン「実は、足全体を覆う部分の言い方や名前はないと思う。」

それを聞いたおやじは、

オヤジのプロフィールアイコン「え!まじっすか!ないの?」

 

と驚きを隠せない。

アパレルのプロフィールアイコン「そうなんだ、繰り返すけど、足全体を覆う部分の言い方や名前はないんだ。当然、末端の部分は裾とはいんだけどね。」

真顔で答えるアパレル。

オヤジのプロフィールアイコン「嘘でしょ。丈は違うの?」

 

知っている単語をまるで必殺技のように繰り出したオヤジ。

アパレルのプロフィールアイコン「丈は違う。丈は足の長さを指す言葉だと思うよ。」

レスするアパレル。

オヤジのプロフィールアイコン「なるほど、わかったよ、アパレル。足全体を覆う部分の名前はないけど、末端の部分は腕と同様に裾ってことはわかった。」

アパレルのプロフィールアイコン「そうか、そうか。ならよろしい。では僕は、この辺で。」

と言い残し、靴を履いて急いで玄関から出てってしまった。

部屋はシ~ンと静まり返っていた。

オヤジは、今日のやりとりで、またしても色々なファッション用語を覚えた。

「ブルゾンとは何か?」

「袖と裾の違いは何か?」

一気にアパレルから教えてもらったので完全にすぐに理解できたわけではないが、きっと、それは時間が解決してくれるだろう。

そう思いながら、スマホゲームに戻り、続きを始めた。

ゲームをやりながら何故か小学校の時のことを思い出してしまった。

きっと、ズボンの話を少ししたからであろう。

よく冬になると横浜の内海橋にあるファッションビルに、ズボンを買いに行っていた。

理由は、学校から帰ってくると宿題もやらずに、運動もせず、お菓子を食べながらTVゲームをしていたので、太ってしまい、毎年、毎年、ズボンが履けなくなってしまったからだ。

その当時、親につれられて正直、めんどくせなーっと思いながら試着していた。

オヤジのプロフィールアイコン「どうしてこんなことしなくちゃーいけないんだよー。俺はゲームやりたいんだよー。死ぬほどゲームをしたいんだ。ゲーム!」

と心の中で叫んでいた。

しかも、絶対に、一回試着しただけだと入らない。

だから、もう一回、試着用のズボンを取りに行かなくていけない。

で、数分後、ズボンを取りに行き、もう一回試着。

そして入らない。また、試着のためにズボンを取りにと、2、3回繰り返していただろうか。

正直、全然、面白くなかった。すごく退屈だった。

最終的に、何回か、試着して、やっと、一着に決着がつくのだが、この後、必ず、お店の店員さんが、こういうのである、

店員さんのプロフィールアイコン「裾をあげますか?」

 

と。

で、即、

「あげます」

と親が答えていたが、オヤジは、

オヤジのプロフィールアイコン「当然じゃん、あげなかったらどうするのよ?ダボダボじゃん。」

 

って心の中で、毎回、突っ込んでいた。

レジでお金を払った後、さらに、裾上げのため15分~30分待たされるのが常であった。

当時、スマホがなかったので、その間、オヤジは、当然、ゲームができるはずもなく、ただただ、イライラしていた。

そして、ゲームができなかった記憶としてそれが強烈に残っており、あれから30年以上だった今でも記憶が薄れたとはいえ、今回、思い出してしまったのだろう。

昔の記憶を辿っていくうちに、オヤジは、

オヤジのプロフィールアイコン「今でもあのお店は残っているのだろうか?」

 

オヤジのプロフィールアイコン「面影は当時のままなのだろうか?」

 

オヤジのプロフィールアイコン「街は変わっているのだろうか?」

 

オヤジのプロフィールアイコン「地元の友達もいるのかな?」

 

オヤジのプロフィールアイコン「そういえば、親は元気なのだろうか?最近、連絡とってないけど。」

 

と物思いに耽け、いつしかゲームをやっていた手は止まっていた。

オヤジのプロフィールアイコン「ちょっと久しぶりに行ってみようかな~。」

 

オヤジのプロフィールアイコン「あれから、ほんの少しだけかもしれないけど、ファッション用語もわかるようになったし。」

 

オヤジのプロフィールアイコン「今ならスマホもあるからゲームをやりながら試着もできるかもしれない。」

 

そう考えたオヤジは、汚いカバンに、スマホの充電バッテリーと汗拭き用のタオル、鼻炎もちのため鼻水が出たときのティッシュを携え、鍵をかけて出かけてしまった。

オヤジは過去の嫌な記憶を乗り越えて素敵な思い出として蘇らせることができるのだろうか?

家から東武東上線で池袋まで行き、そこから副都心線で一本で横浜。

音楽好きのオヤジは、詳しくはないが、強いこだわりがあり、いつもならば周りの乗客を省みずヘッドホンの端子をスマホのイヤホンジャックに差込み、大音量で聞きながら、ゲームをやっているわけだが、今日だけは何故か、ドキドキしながら何もせず、ただただ座っていた。

そう遠出をする小学生のように。

果たして横浜に到着した先に待ち受けているのは何だろうか?

ここから先のお話は、また、いつかどこかで。

第三話 完

袖と裾の違い

袖とは
袖とは腕全体覆う部分。一方で足全体を覆う部分のことは袖とは言わない。
裾とは
裾とは袖の末端の部分。足全体を覆う部分の末端部分も裾という。
丈とは
丈は足の長さを指す言葉。

【注意】
ファッション用語は学説、歴史などによる背景により、論理的かつ厳密な定義とは異なっている可能性がありますが、ここではアパレル業界で長年働いていた経験を元に独自の解説を行っております。

 

従って、日常、洋服を購入したり、着こなしたり、トークをしたりする分には、問題はないと考えておりますので、本エントリーをもとに、少しでも今後のファッションを楽しんでいただけたらと思います。

 

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(次回配信予定日は2017年7月1日を予定しております。)

 

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